ノベルアドベンチャーゲーム、デスマッチラブコメを全クリアしたので感想を。
販売メーカーのケムコは低価格短編RPGの販売で有名なところ。
デスマッチラブコメはケムコにしては3000円と低価格というか中価格(とでもいうのかな)なのだけど、それだけ文章量がある作品です。
現在、PS4とSwitchでセールになっている模様。
購入したのは冬にセールになったときで、当時は雪かきで疲れるからAUTOモード手放しで楽しめるノベルゲーを冬にやろう、という理由で購入したのですが。今は毎日がクソ暑くてガッツリしたゲームをプレイする気がなかなか起きないのでこれをやっているというわけです。
ストーリーが重要なノベルゲーなのであまりネタバレはしません。
どういうゲームなのか一言でいうなら、ヤギゲーです。主人公が八木 景(ヤギ ケイ)という名前なので。名前以外にもヤギ要素がありますしね。
あらすじとしては告白されたら爆発死してしまう呪いにかかってしまった主人公とその友人たちのハチャメチャ学園能力物バトルラブコメディです。
クラスのマドンナ(表現古いが)津野るみ子と幼馴染の暴力女子・白詰乙羽に告白された瞬間爆死した景。1回目の爆発はサービスで無効にはなったが、以後は告白されると即爆死。
るみ子と乙羽から逃げながら学園生活を送る景はクラスメイトたちと呪いを解く方法を探すが、それは困難を極める。
そんな景の前に、様々な怪奇現象が起こったり能力者たちが次々と姿を現したりとハチャメチャでデンジャラスなラブコメが続くのだった。
そんな中で景は自分の過去と向き合ったり、ルートによっては二人のサブヒロインといろいろあったり、親代わりの女性といろいろあったり、黒幕が出たと思ったらすぐに次の敵が出てきてその次にまたという終盤が結構間延びした感じだったり、俺たちの戦いはこれからだったり…その、まあいろいろあるんだ。
というストーリーが展開されていくわけですよ。クリア後にはサイドストーリーも解放されます。
ストーリーに関しては能力者とか超常現象とかの遭遇時に「お、おう…」って感じでちょっと置いていかれるような場面があるんですが、おおむね良かったとは思います。
乙羽のコメディを逸脱している暴力行為とかにたびたびドン引きとかしたりしましたけどね。爆発以外に、この暴力行為で主人公が死ぬこともあるんで。
ちゃんとラブコメはしていたと思う。
ゲームシステムに関して。
キャラクターボイスなし。これは無くても気にはならなかった。文章量が多いのでないほうがスムーズに進行すると思うので。
AUTOやSKIPとか様々な設定は普通にある。ノベルゲーでは当たり前ですけどね。
選択肢分岐やフラグスイッチのある場所がフローチャートで分かりやすく見ることができる。このため、ストーリー分岐やエンディングの回収は容易。
BAD END時にあるキャラクターがヒントを出してくれる。いわゆるタイガー道場。フラグのON/OFFとかでの分岐もあるのでこれは親切。
TIPSが良くも悪くも多すぎる。他のノベルゲームだとゲーム内の専門用語とか知らない人が多いであろうスラングとか、そういうった語句をTIPSとしてまとめることが多いのだけど。このゲームだと「~さんは~だった」とかの本編中のちょっとしたあらすじをバンバンTIPSとして追加していくのです。うーん、このあらすじTIPSをここまでやる必要あるのかなあ?
総括してみるとそこそこ楽しめました。セールで2000円代ならプレイしてみても損はない…かも。
メインヒロインの一人、白詰乙羽。この後、このフォークが主人公の口から脳までを貫通してBAD ENDに。力加減というものをだね…。
他にも景くんを脳天から地面に投げ飛ばしたりと、暴力行為がかなりやばい。照れ隠しとかにしても、やばい。
もう一人のヒロイン、津野るみ子。世界的に有名なスポーツ、カバディの強者。
カバディのゲーム、どっか作ってくれないかなあ。お前もそう思うだろ、樺地。「ウス」
サブヒロインの九段志乃歌。きもちのいい性格をしてる子。彼女とくっつくルートが一番幸せなのかもしれない。
サブヒロインの東護美弥。おっぱい担当。揺らすときの擬音はぶりんぶりんぶりん…。本作のキーキャラクターだったりする。いろいろ抱えているキャラクターなんですが、私は好きですよ。おっぱい。
俺たちの戦いはこれからだ!