勇者死す。というゲームのVita版をプレイしました。
スマホで出たものの移植版…らしい。ジャンルはRPG
100点満点で40点。
魔王と相討ちになって死んでしまった勇者。神様からのご褒美で特別に5日間だけ再び命をもらうことになり、その5日間でやりたいことをやって未練なく成仏しようと、そういうストーリーです。
5日間でなにをするか…。
ぶっちゃけ子作りじゃね?
いやいや、ゲスな話じゃなくて、割とマジメに。
勇者は最初は強いんですが、時間が経つにつれて魔法を忘れるし、ステータスが下がっていく。徐々に死に近づいているという実感。これがこのゲームの特徴。
なので、勇者が強いうちに強敵を倒すのがミソになる。
世界観として、魔王は倒れたけど国を脅かす脅威がすべて解決した、というわけではないので。
勇者が弱くなっていくのが特徴なのだけど、問題点は「疲労」によるステータスダウンの下げ幅。
「疲労」になるとステータスのダウン幅が大きくなるので、それを避けるには適度に休息を取らなくてはならない。
5日間限定という事で、舞台になる国は狭く設定されています。首都から一番遠いところでも半日かからず行けます。初期は勇者がルーラ的な瞬間移動魔法を覚えているのですが、それも弱体化で忘れてしまうので馬車移動とかも重要。
戦闘はシンボルエンカウントのコマンド式RPG 敵シンボルをやりすごすのが面倒くさい。
最後に葬式があって、参列者だの涙した人数だのの数が表示。その後、国がどうなったか表示されて終了。
で、プレイしてみた感想としてはあんまりおもしろくなかった。
5日間で終わるってことで、周回プレイ前提のゲームなのですが。毎回同じことをやってるのですぐに飽きた。クエストも少ない。ついでにアイテムの所持可能数も少ない。トーマスの街ガイドの選択肢、2周目はなしにしてほしかった。
しかもいろんな場面で必要なアイテムが、敵のレアドロップ品。これが出ない。出にくいのよおおおおおん! ほんとにこの敵が落とすの?って不安になるくらいでない。そりゃレアですからあああ!
死ぬような目にあって魔王を倒した勇者が、残り5日間という猶予期間でまで戦いを繰り広げる、っていうのもなんかなあ…。しかもその勇者の残り5日間が国の行く末を左右するとか…。
唖然としたのはランダムで出会える旅の商人(女の子)を仲間にするために「(商品を)奪い取る」という選択肢を選ぶ必要がありまして…。どういうことなの? 最後の五日間さえも国のために戦おうというこの勇者のキャライメージとまったく合致しない行為なんだけど、この選択肢が正解なのがほんとうにわからない。
残念なゲームでした。
あ、そうそう。
みどころの一つとして…というか、一番の見どころですが。
子作りがありまぁす! やったね、勇者!