ルルアのアトリエをクリア。
アトリエの単品作品としてみると100点満点で75点くらい。
アーランドシリーズの4作目としてみると70点。このあたりは私個人の好き嫌いがあるので…。
アイテム調合に関しては錬金成分のどの色を伸ばしていくのかなどを考えつつ、いろいろ試していくのが面白い。覚醒効果をつけることで調合品が新たな材料になったりする。え?よくわからない? そんなプレイヤーでも最後にブーストアイテムを使えばそれなりのモノが出来るから、なんとかなるなるっ!
アトリエシリーズの主人公たちは常識を壊しすぎなんだよなぁ…。
戦闘に関して、ちゃんと装備や攻撃アイテムを準備してレベルも順当にあがっていれば、ストーリー上の流れで出てくる採取地では苦戦しないと思う。あくまで普通の難易度の話。
アトリエ作品としては、ソフィーやリディー&スールのような「エンディングまでの制限時間がない」モノに入る。特定の月度でないと取れない採取物があったりはするけどね。
シリーズの四作目なのだけど、前作までのキャラがでしゃばってくるわけでもなく、前作までを知っていればより楽しめるという程度の続編。ちなみに3作目のメルルは旧作(ロロナ・トトリ)未プレイでは厳しかった。
キャラクターもみんないいやつ。別のJRPG特にテイルズなら一人は裏切り者が出そうなんですが、そんなこともなく。仲間になれば最後まで一緒に戦ってくれる。むやみにギスらないし。
調合も戦闘もキャラクター、ストーリーも無難にまとまっていてアトリエ初心者にもお勧めの良作になっています。
無難って表現は、尖ったところも少なめという感じなのですけどね。あえて言うなら調合が尖り気味だけど。
ストーリーは今やけっこうありふれた感じがある…いわゆるシュタゲ系です。ここまで書くとワカる人にはなんとなくストーリーの大筋は読めてしまうと思うけど。
シュタゲ風の作品、ここ何年かよく目にするなあ。
アーランドシリーズの4作目としてこのゲームをやってみると、いろいろと言いたくなる事が出てくる。
以下、老害プレイヤーみたいな事を書くので注意。見なくてもいいです。
ロロナの娘が主人公ということで、いろいろ期待感があった。
でも蓋を空けてみるとルルアは養子で、ロロナは結婚すらしていない。ステルクも独身。旧作であんだけフラグめいたイベントやっておいてコレ。
ロロナもステルクも年齢的にギリギリなゾーンにはいってるからね。今作では当然のように二人が結婚している(そうでなくてもお互い所帯持ちになっている)と思ってましたが。
いやはや、まだ独身なんですかこの人たち。リオネラも結婚した様子はないし。イクセルなんかも料理修行の旅って事はたぶん独身でしょ。今作では登場しないけどST3やアストリッドも独身でしょう(決め付け)
そんなにキャラくっつけたくないんですかね、制作サイドは。
別に私は人生は結婚ありきで考えてるわけではないんですが、アーランドの人たちは独身貫きすぎてませんかね。このままいくとみんな晩婚になりそう。
ぶっちゃけロロナの娘じゃなくて、ロロナ(もしくはトトリ、メルル)の弟子が主役でもストーリーは成立したと思う。
ルルアがロロナの娘である必要性はそこまで感じなかった。ルルアに錬金術教えたのもピアニャだし。抽象的な言い方しか出来ないロロナは人に教えられないし(トトリは優秀すぎた)
今作は前情報を極力絶ってのプレイだったので、勝手に期待していたところがありまして。
ロロナの娘をはじめとした、次の世代のキャラクターの話だと思ってたんですよね。だから、ツェツィやST3あたりの子供とかも出てきて…ってそういう話だと思ってた。漫画の続編二世モノ(キン肉マンとか)みたいな。全然違ってたわけなんですが。
前作までのキャラの子供世代の話やってほしいんじゃよー。5があるならぜひキャラクターをちゃんと結婚させて子供出してほしいんじゃよー。…今の世の中だとこれもセクハラ発言になるのかねぇ…。
自分が想像していた続編とはまったく違っててガックリしたという、極めて個人的な好き嫌いで総合的な感想としては100点満点の75点から5点減点して70点ということにしました。