2008年に発売されたアクションゲーム、プリンス オブ ペルシャを積みゲー消化。
いつの積みゲー…。気がついたら10年前のソフトですよ。
一周クリア。光の種集めはやりませんでした。集めたのは最終的に700ちょい。
DLCの追加ストーリーもやっていません。
プリンスオブペルシャという昔からのシリーズ作品の一つなのですが、この2008年版は旧シリーズとは直接的な続き物ではなくリブート作品らしい。
どういうゲームなのかというと、主にジャンプアクションゲーです。
ジャンプし壁を走り亀裂につかまりポールでスウィングし柱を登り天井をつたって高所を移動する…アスレチックなゲームです。
プレイ中の8割はアスレチック移動をすることになります。
残りの1割で仕掛けを解くちょっとしたパズルを、残りの1割が戦闘。
主人公のプリンスは旅の途中である国の神々を巡るもめごとに巻き込まれます。邪神を封印しようとするお姫様・エリカを助けることになってしまったプリンス。
プリンスとエリカはアスレチックで目的地まで移動して、邪神の復活により穢れてしまった土地を浄化していく…。そして最後には邪神を封印スルノデス!
アサシンクリードシリーズのUBIソフトなので、アスレチックアクションは簡単操作でサクサク動いてくれます。慣れるまではキャラクターの挙動に戸惑ったりするでしょうけどね。初見プレイはよく落下することでしょう。
壁走りなど通常の身体能力でのアスレチック以外にも四種類の"プレート"を踏んで特殊な移動を発動するものがあります。空を飛んだり壁を垂直に走り続けたり。障害物に当たったりするとミスになって最初からやり直しになりますけどね。このあたりは初見殺し的な部分有り。
気になったのが緩やかな坂道なのに踏ん張れず、ずるずる滑ってしまうところ。そんなすべる傾斜ではないと思うんですけどね。
うごめく穢れをよけて進んだりする部分もアリ。穢れに当たるとやり直し。
進行ルートはエリカが魔法の光で案内してくれる親切設計。
アスレチックアクションでステージの台座まで移動した後はボス戦などを挟んだのち浄化することになります。
浄化したステージには光の種という収集アイテムが登場します。これを一定数集めると新しいエリアを解放、新しいプレート移動方法を解放できます。
アスレチック移動→ボス戦→エリア浄化→種集め→新しいエリア開放→アスレチック移動→ の繰り返しで進んでいきます。
主人公・プリンスに関して。
何者なのかは誰も知らない…と思う。ゲーム中には彼の出自に関してはあんまり触れられない。プリンスのとおり本当に王子なのか、王子的なキャラクターの青年なのか? いまいち不明。まあどうでもいいけど。
高い身体能力を持っており片手剣の使い手。
剣での攻撃、剣での防御・ジャストガードでの弾き、アクロバットな動きからの奇襲攻撃、つかみからの投げ攻撃などできる。
墓あらしをして金銀財宝を手に入れたのだけど、砂漠で荷を積んだロバとはぐれてしまい今回の事件に巻き込まれた。
ヒロインのエリカに関して。
移動のミスで落下してもすぐさまエリカが魔法の力で手を伸ばし、プリンスを救出してくれます。穢れに飲まれようが敵に倒されようがエリカの魔法の力ですぐさま復活できます。
落下死を無くしたのは英断だと思う。あまりに死亡リトライが多くなるだろうから。いちいちチェックポイントからの再開とかになるのも面倒だし。ちなみに魔法の手で助けられた場合、直前の平地に戻されます。
直前の平地というのがアレでして、アスレチック移動やプレート移動を長々と繰り返すシーンが多いので戻される時はけっこう戻されます。
"魔法の力"って言葉が便利すぎる。魔法があればなんでもできる。
エリカさんはよくわかりませんがプレート移動の時に先回りしていたり、プリンスと同等以上のアスレチック移動スキルを持っていたりと、いろいろとすごい能力をもっています。コンビネーションジャンプ…いわゆる2段ジャンプの時は空中でプリンスをつかんで遠くに投げてくれます…でもエリカさん本人は何事もなく自力でついてくる。
…正直、これプリンス必要なくね? って感じました。エリカだけでいいような気が…。
プリンスと同等以上のアスレチックスキルや魔法をもっているのですが、お姫様アッピルなのかわかりませんが、蔦登りの時は勝手にプリンスの背中にしがみつきます。狭い場所では勝手にプリンスの腕の中に飛び込んで来たり。プリンスの後を追って来るので時々エリカの動きのせいでプリンスの位置がズレたりする。正直な話、邪魔。
日本語吹き替えがヒドイ。下手くそ。本業声優じゃなくて女優を起用したため。プリンスがうまいのでエリカの下手くそさが笑える。
戦闘に関して。
基本的に1VS1 いちおうエリカがいるわけですが、彼女はあくまで魔法攻撃役とミスしたときのお助けキャラ。
戦闘に関してはやりたかったことはわかるのですが、その結果QTE満載システム(ジャストガードからしてそう)でありいまいちつまらない。QTEを削ってもっとやり方を考えた方が面白いシステムになったのではないかと思う。
雑魚敵に関してはまっとうに戦うよりも高所から落とした方が楽。
四体いるボス(+エリカのオヤジ)はそれぞれ独自の特性をもっているのだけど、結局はQTE 最終戦まで通常攻撃が効かないウォリアーが面倒くさかったかな。
戦闘時にダウンしたあと敵がトドメを刺しに来るのですが、その時の回避QTEをミスすると敵のライフが回復します。ここのQTEだけはミスしてはいけない。絶対だぞ! このQTEは受付時間長め。
QTE満載であまり楽しくはないのですが、戦闘もユーザーフレンドリーです。
はっきり言えば、やり続けていればアスレチック移動も戦闘も誰でもクリアできるソフトです。
ただし個人的には難易度分けをしてイージーなら無制限にエリカに助けてもらえる、ハードなら1ステージ3回まで、とかそういう風にしたほうがアクション得意なプレイヤーにもっと楽しめる作品になったのではないかと。
悪いゲームではないし、うまくアスレチック移動をこなしたり流れるような動きで敵を倒したりできれば爽快。
ここ何年かでいろいろある、プレイする映画の先駆けのように感じました。風景とか綺麗だしね。
うまくいけばプリンスかっこいい映画。ミスしまくりだとNGシーン満載の映画、って感じ(笑) エリカの吹き替えがヘタクソなのも映画あるある、って感じですかね。