発売から1年以内のゲームについてはストーリーのネタバレはなるべく控える方針で感想をあげているわけなのですが。もうこのゲームは多少ネタバレしてもいいかなと。
ゴールデンウィークにすだまリレイシヨンをもう一度だけプレイしてみたので感想を改めて。
なんで再プレイしたのかというと、ストーリーがあまりにアレだったので見逃しているナニかがアルのではナイかとモヤモヤしたモノを抱えていたからです。ストーリー重視のゲームでこんなはずはないだろうと。
前回感想はバグがひどいという話の印象が強いと思うんだけど、実際はストーリーがアレすぎで私はピキッてたんでね。
結論から言うと、おそらく見逃し要素はないと思う。やはりストーリーはアレだった。プレイ時間6時間を無駄にしました。どん判時ドブ。
バージョンは1.02 あれから一応はアップデートがかかっていました。前回紹介した冬の学校新聞バグは直ってました。
ただ別のバグを発見。夜の探索時間になぜか生徒が残るバグ。もう呆れるしかない。
バグなのか怪異なのかいまだによくわからない十八女ちゃんの空中浮遊も健在。ちゃんと足がついてるときは影が表示される。
夜にマップを開くと謎の画面になるのもバグか怪異かわからない。
ストーリーは前回まで書いた通り魑魅と人間のハーフである主人公の縁くんが学園の怪異を解決していく…という内容。なのだけど…。
終バス後のバス…未解決というか完全スルー。
ぬりかべ…放置(無害。おそらく後で紅白がマットとの縁を切ったと思われる)
泥田坊…放置(おそらく後で紅白が土地との縁を以下略)
目々裂け女…放置(無害)
人体模型…謎は解けたけど未解決。
学校新聞…未解決。誰が書いたのかわからないまま。
解決するのはスイカと仲間になる魑魅関係の怪異のみ。
基本的に主人公は怪異に対しては無力。仲間の魑魅たちも恒久的な解決には積極的ではない。おかげでストーリーが一区切りしてもスッキリしない。
ストーリーのアーカイブには「解決」と表示されるので苦笑。魑魅との共存?まあそこにあるものだからそっとしておこう、という感じなんだろうけど。
終盤のストーリーでは主人公の父親の死の真相が語られ、父を殺害した魑魅が登場し今度は縁の命まで狙ってくる。
敵の殺意の理由は「主人公の目が気に入らないから」 この発言をその通り受け止めるとただの通り魔やんけ…。主人公は魑魅と人間のハーフで右目になにやら特殊な力が宿っている…らしい。敵はその力を恐れている? でもその秘密は何一つわからないまま終わる。
その敵は仲間が自分を犠牲にして排除してくれる。主人公なんもできん…。
ちなみに主人公が孤独な人生を歩む(魑魅とのハーフである主人公は魑魅としか縁を結べない。一般人は主人公の存在を徐々に忘れてしまう)のではないかと心配して、いろいろ計画を練っていた母親の死因は毒キノコである。慎重なのに迂闊である。どうしてこういう設定にした? 普通に病死とかで良かったんじゃ…。
主人公はやたらと魑魅に好かれるという魅力?のようなものがあるらしい。仲間になる魑魅たちはみんな主人公にべったりである。ここらへんの理由も良くわからない。
情報収集中や夜間探索中に怪異と関係のない教室にも入れるんだけど相変わらず何もなし。このゲームなんでこんなにスカスカなんです?
一年上のパソコン部先輩と少し絡みがあるんだけど、掘り下げることなく終了。彼の恋愛話とかどうなったん?
ストーリー全体的には、両親を失い人間と縁を結べず暗い生活を送っていた主人公が、故郷の学園への進学を機に(母親の計画)すだまたちと交流しはじめ、両親の想いを理解して前を向いて生き始める。というような感じ。
それはいいんだけど、その途中の部分に不自然なところが多く感じた。敵の動機とかが特に。
主人公はハーフであっても魑魅寄りの特性で魑魅と共に生きていくしかなく、怪異を解決する能力がなくてもそっちの世界に首を突っ込んでいかざるを得ないわけで。それはわかったけど、やっぱり未解決・そっとしておこうが続くとモヤモヤする。
こんだけ文句が出るのはやっぱり価格が高めだったからです。セールで少し安いときに買ったけど…それでもこの価格でこの内容はきっつい。
というわけで、貴重なゴールデンウィークの6時間を無駄に費やしたという話でした。
書くかどうか迷ってたんだけど、素直な感想を吐き出したら少し気分良くなった。