気ままにゲームプレイ日記

いろんなゲームをプレイしてみた系の雑記

スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-(PS4版) 感想


 PS Plusのゲームカタログからスターオーシャン5をプレイしました。
 これソフト持ってるんです。多分、2年くらい前にめっちゃ安く購入。ただうちのPS4は時々機嫌が悪くなって、プレイ中にディスクを強制排出することがあるため、ならDL版でやったほうがいいや、と。
 この間の連休も利用して、一気にプレイしてクリアしました。
 スターオーシャンシリーズは前作4のXBOX360版のみプレイ済み。で、4のPS4版もセールで1200円くらいだった頃に購入済みだったりします。機会があったら4もPS4でやり直してみたかったので。
 シリーズは6作目まで出ており、4~6はPS Plusのゲームカタログに入っています。
 このシリーズがなぜここまで続いているかというと、おそらく1~3までの出来が良かったからじゃないかと思います。4は賛否両論みたいな感じの評価だったし、この5はアレだったし…。最近2のリメイクが出て、そっちはかなり好評らしい。
 で、今回取り上げる5の事をアレって書いたけど、アレです、アレ。阪神タイガースのアレではなくて…。まあ、ダメなゲームだったということです。 


 なにがダメだったのかというと、一番はファストトラベルが終盤までないことだと思う。
 この手のゲームのお約束でサブクエストが結構あるんですが、現代のゲームのお約束であるファストラベルもなければ乗り物もない。
 サブクエストでは~(場所)の敵を討伐しろ、というのがあってそのエリアまで走っていかなきゃならない。しかもサブクエストを達成した後は依頼元の掲示板まで報告に戻らなきゃならない。
 サブクエストを受注できる掲示板は三つの街にあって、それぞれ該当の街の掲示板でないと報告できない。
 終盤に追加されるファストトラベルも、一度宇宙船にテレポートしてそこからいくつかあるポイントにワープするタイプ。手間がかかる。
 サブクエストのクリアは50%くらい。それ以上はやってられなかった。

 続いて会話イベント。
 ストーリー上の重要な会話イベントも、PA(プライベートアクション・仲間との交流)もフィールド移動からシームレスに続いていき、そのまんまキャラがしゃべりモーションをしているので普通のJRPGのようにキャラのカット割りとかを見ることができない。

 めっちゃ接近してようやく表情が見える感じ。もったいない。
 一応、重大なイベントシーンだけ普通のJRPGみたいにムービーで表示される。
 PAは、なんとキャラが一言呟いて終わるというものもある。…え、それだけ?

 戦闘。
 三すくみがあり、ガードと弱攻撃と強攻撃でそれぞれ強み弱みがある。
 だけど、適当にゴリ押しすることが多かった。たまーにガードからカウンター。
 テイルズシリーズに比べると大味な戦闘。でもパーティメンバー全員が戦闘参加するのは良い。

 強力な魔法が発動すると画面がエフェクトで非常に見にくくなるのが気になった。

 リザーブラッシュというゲージ消費で放つ超必殺技があるんだけど、リザーブゲージの本数で経験値などにボーナスがかかるのでほとんど使わなかった。経験値やお金のボーナスはリザーブゲージじゃなく連戦ボーナスとかにしたほうが良かったんじゃない?
 ロールというキャラに与える戦闘中の役割を設定していくんだけど、それでもAIは勝手な行動をとることがある。
 特にミキという回復役のキャラクターが顕著で(回復が遅れているとわかりやすい為)、回復優先のロールを設定しているのにパーティが危機に陥っても回復が遅かったり攻撃魔法を使っていたりする。攻撃魔法を全封印しても回復が遅い…。終盤、回復ロールのレベルを上げていったらだいぶ改善されたけど…。
 中盤から戦闘に関してはデッドマン・バーサーカーで完全にゴリ押した。デッドマンは敵からの攻撃に完全無敵になる代わり、急激にHPが自動減少していくロール。自動減少でHPが0になると戦闘不能になる。…ミキ、回復を。ミキ?

 このボスだけは許せん。超回復を持ってて戦闘中にあるイベントが発生した後は普通に倒せるのですが…なぜかそのイベントが発生せず20分近く戦い続けたよ。やり直したらそのイベントがあっさり発生して楽勝だった。なんだったんだ、一戦目は。
 
 クラフト要素。
 店で購入できる素材が街によってことなるので、ファストトラベルできないのが以下略。あんまりやらんかった。

 ストーリー。
 簡単に言ってしまうと地球連邦とクロノスの対立に主人公たちが暮らす未開惑星が巻き込まれるという感じ。
 地球連邦相手に不平等(と、一部過激派が思い込んでいる)な協定を結ばざるを得なかったクロノスの軍過激派が立場を逆転させるための秘密兵器…呪印という地球連邦がまだ詳しく研究できていない能力を利用した兵器を主人公たちの星で作ろうとしていた。
 その実験体がメインヒロインのリリアちゃんで、主人公たちは彼女を守る為、主人公たちの世界ではオーバーテクノロジーな科学力をもつクロノスの兵士たちとリリアの争奪戦をする、みたいな話になる。リリアちゃんは幼女なので保護欲求をかりたてられる。

 主人公たちはクロノスから見ればはるかに遅れた文明の人間で、剣と呪文で銃や最新科学技術に立ち向かうことになる。それを見かねた地球連邦の調査員たちが主人公たちに協力することになる。
 クロノス側はやりたい放題やってて、現地の敵国トレクールになんと銃を渡してしまうよ。それによって国のパワーバランスが崩壊して大変なことになったりしている。
 銃はこの星ではオーバーテクノロジー。いわゆるムービー銃(イベントムービー中の避けられない銃撃)のシーンも数回ある。それだけこの惑星にとっては脅威の武器。
 敵国トレクールや敵対勢力クロノスで、敵の将軍や幹部みたいな敵と戦うことになるのですが…とにかくゲス野郎ばかりで苦笑。一応、敵側の境遇にも同情できそうな部分はあるんですが、そういう気持ちが吹っ飛ぶくらいイヤなヤツばかり。遠慮なく倒せます。
 ラスボスはクロノス政府の意向を完全に無視した、軍の過激派の将軍。…なにかもっと大きな存在の黒幕に操られているかと思ったんですが、そういうのはなかった。うーん。
 エンディングは好感度が一番高いパーティメンバーとの個別エンディングがあるのですが、フィオーレさんのだけ回収。全員分回収はやる気になれなかった。

 一押しキャラのフィオーレさん。エロい。あと声が遠藤綾さんで良かった。


 個別エンディングでは徹夜で一緒にお勉強するよ(意味深)


 PAも恋愛関係とか結構多かった気がする。フィデルのこと同性愛者とか誤解してた(笑)
 ミキとかアンヌとかもパンツ見えたりするんだけど、フィオーレさんだけがこのゲームのモチベだったような気がする。
 アンヌは地球連邦の制服のほうが良かった。



 2016年のゲームなのですが、それにしてはいろいろと不便なところが多かったな、という感想でした。
 まあ2016年のゲームだからこそ肌色とかパンツとかがまだプレステでも許されていたのかもしれないけどね。