2013年に発売されたFPSサバイバルアドベンチャーゲーム、Metro Last Lightを消化しました。…クリアしたのはお盆休み中なんですけどね。
ロシアの小説が原作で舞台もロシア。
地上は核戦争で住めなくなったため、人類は地下鉄駅に避難してそこで生活していた。
そんな状況でも発生する人々の主義主張からくる争い。それに加えて核戦争の影響で発生したクリーチャーの脅威、謎の現象アノマニー…。
いろんな脅威に脅かされた地下鉄の世界を舞台に主人公の青年アルチョムが仲間を救うために奔走する。そういうストーリーです。
このゲームはストーリーモードのみで、協力プレイやオン対戦の要素はありません。
1周クリアしてノーマルエンド。
グッドエンドは見ていないです。グッドを見るための条件が結構めんどうくさいので。2周目をすぐプレイしたいと思うほどの出来ではなかったというところですね。
バグやフリーズには遭遇せず。
100点満点で60点。
終末世界が好きな人にはお勧めのゲームです。
-----------------------------------
基本的な部分は前作と同じ。
一本道ゲームのため、一度行った街(駅)などには戻れず。そのため、お金(軍用弾薬)の使い道に困ったりする。
私の場合は拾った物だけで問題はなかったけど、安全にプレイするためにはガスマスクのフィルターだけは買っておいたほうがいいのかもしれない。
核戦争後の地下鉄や荒廃してガスマスクなしでは生きられない地上など、すごい終末的な雰囲気が出ている。
いわゆる雰囲気ゲー。
地下鉄駅の人々の会話に耳を傾けるのもいい感じ。この世界観だからこその会話が聞けます。
チャプターの合間に挟まる主人公の心情の独白も雰囲気を盛り上げてくれていい感じです。
地上の探索も割と好きです。ガスマスクとフィルターの効果時間のおかげで急がされている印象が強いのですが、基本的に拾った分のフィルターで間に合いました。
人間の敵に関して。
人間の敵に遭遇するシーンっていうのは、大体複数の敵がいる基地だったりするわけで。そういうところに潜入するため、ステルス活動が重要になっています。
ぶっちゃけ人間敵のシーンはステルス推奨です。隠れて通過、もしくは隠れて敵を一人一人排除していかないとすぐに集団でハチの巣にされます。
前作よりもステルス・スニーキング推しです。
その為なのか、敵兵の感知能力が低くなってます。しゃがんで暗闇に潜んでいれば、すぐ真横にいても気づかれなかったりします…。
暗闇をいかに作り出すかが重要です。ライトは消す、壊す、電源を落とすなど。
クリーチャーと戦うシーンよりも人間相手にスニーキングするシーンが多かったような印象。
カルマという善悪の行いで上下する隠しステータスがあるのですが、それでエンディングが変わります。
グッドエンドを見る場合は人間を殺さずに進めていく必要があるわけですが、そのため主人公の格闘攻撃が異常に便利になっています。
ステルス状態からの格闘ならわかるのですが、完全にバレてる状態でもパンチで気絶させることができます。
途中、格闘のつもりがうっかり刺し殺してしまって、殺さず・スニーキングプレイが面倒くさくなって人間敵も普通に撃ったりするようになりました。
カルマの話に戻りますが、これはどうも敵対状態にないクリーチャーを見逃すことによっても上がるようです。そんなの知らなかったので、とにかく目につくクリーチャーは全部撃ちましたけどね。
街の人の雑談を最後まで聞いたり、マップの隠し部屋の死体などを発見したり、なぜか楽器を演奏したりでカルマがあがります。そのあたりを知らないとノーマルエンディング一直線です。
ストーリー。
ストーリー自体は悪くないし、終盤の防衛戦は盛り上がるのですが。
続編ものなので、もうちょっと前作のストーリーを補完するべきだと思いました。
特にPS3版のユーザーはいきなりこれから始まってもわからないこと多すぎたんじゃないかと。
街(駅)の人たちの雑談とかからいろいろと情勢が知れたりするのですが、前作のダイジェストとかがあっても良かったかな。
ダークワンという存在に関しても、主人公の一番の協力者・カーンに関しても。カーンは前作でもけっこうキーパーソン的な人物なので。
ラストライトは前作のミサイルエンドの続きです。ミサイルでダークワンが全滅した…はず。という状況から始まります。
うーん、共存エンドからの続きでも良かったような気がしますけどね。
主人公のアルチョムがなぜ特別な存在なのか、ストーリーを進めていくと明らかになるのですが、ダークワンたちの考えていることはよくわからん。
お色気もあるよ!
なぜか下着(水着?)でシャワー浴びてるけどorz
----------------------------------
個人的に苦手だったのが湿地帯の探索。
水中に落ちるとあっという間に水棲クリーチャーに殺されます。あのシーンは大変だった…。迷いまくったし。
2周目するほどではないのですが、核戦争後の荒廃した世界や、薄暗い世界と暗闇の恐怖や、廃墟や異形のクリーチャーとか、そういう世界観が好きな方はプレイして損はないかと思います。
スニーキング重視とか書きましたけど、隠れるための要素が少ないし、敵がおバカなので、スニーキングゲームが好きな方にはお勧めできません。