まだ終わってません。
オクトパストラベラーⅡ キャラ個別ストーリー編。
ストーリーは4章か5章構成。ストーリーも推奨レベルがあり、普通に全キャラ推奨レベルでプレイしながら進めると話がブツ切りになって忘れる可能性がある(なんと1章の話ですら忘れている部分があった)ので一気にプレイすることにした。前回の自由旅とかでレベルも上がり装備もそれなりに揃っているので、各キャラを一気にクリアまで進めた。
全キャラですごく気になったのは、「こんなところに魔物おらんやろ!」ってところに平然と魔物が出てくるところ。会社の敷地内とか街とかに出てくるのはおかしいやろ。そういうところエンカウント無しでも良かったと思う。
八人主人公がいるため、どうしても一人あたりのストーリー分量は短めになっている。そのため、ご都合主義的に話が進んでいったりする。一部の主人公では特にいらないんじゃね?というイベントや戦闘もある。
ストーリーを進めていくとところどころでパーティチャットが表示可能になる。これはキャラクター同士の会話で、ストーリーに関わる話をする。いままでそういうのが無かった(戦闘中での掛け合いはある)ので新鮮。このキャラとこのキャラってこういう距離感なんだな、と。
キャラ毎の特殊コマンド「盗む」「試合」「聞き出す」「雇う」…などなどを使用しないといけない場面が出てくる。それはいいんだけど、昼夜で使用できるコマンドが変わるため普通に進行していたのに突然夜に切り替えなきゃならなくなったりと、違和感がある。当たり前だけど昼夜のボタン切り替えはゲーム上の仕様であり、実際はキャラクターたちは時間が変わるまでその場に立ちんぼなわけだから…。
基本的にストーリー中で出会うNPC(敵対キャラも含む)が最後の方で集結して協力してくれたり敵対したり死んだりする。
ストーリーによって「光の力」「暗黒」みたいな感じの世界に影響を与える力の存在が出てきて、それが形は違えど他の主人公のストーリーでも出てきて、すべてのストーリーに繋がりがある事がわかる。
キャラクターの性格や背景によるんだけど、スカっとした結末を迎えるのとモヤっとした結末になるもので分かれる。
あまりネタバレにならない程度に、キャラ毎のストーリー感想を書いてみる。順番はクリアした順。
剣士ヒカリ編。
闘技場で再会した軍師カザンやムゲンの配下になっていたライ・メイを引き抜き、その過程で闘技場の剣闘士なども味方に引き込みついには内戦に。
ライ・メイ美人。戦闘になるとなぜかダイマックスするのでよく見える。
昔からの仲間であるリツと決裂し、将軍にまで昇りつめた彼と戦い斬ることになってしまう。
ストーリーの途中でヒカリをダークサイドに引き込もうとする「もう一人のヒカリ」の存在。ク国の王族に流れる闇の力の血、そして下民にいたとされる光の血筋の人間。下民出身であるヒカリの母には光の血が流れていて、ヒカリはそのおかげで闇の血に打ち勝つ。ク国で下民が差別されているのは光の血が流れていたからっぽい。
ムゲンはヒカリに敗れた後、闇の力に飲まれてしまい怪物化する。ヒカリはムゲンを完全に倒し、ク国の新たな王になる。
ヒカリの即位でク国は変わっていくんだろうけど、これまで侵略戦争で散々ひどいことしてきたっぽいから道のりは厳しそう。下民差別とかもね。下民は斬り捨て御免されたりと差別やばすぎ。
ちょっとアルスラーン戦記みたいだな、って思ってた。ムゲンがアンドラゴラス王と重なった。
狩人オーシュット編。
最後の敵が因縁の相手。この敵も闇の力に飲まれている感じ。黒の狩人という黒幕もいる。
闇の力に対抗するにはやっぱり光の力が必要っぽい。
盗賊ソローネ編。
自由を求めるためにマザー、ファーザーを始末するソローネ。しかし奪った鍵は首輪の物ではなかった。その道中で、実の母親マリエッタが盗賊団のかつてのリーダーだったことを知る。
…ファーザーが語ったことを全部真実と仮定するならマリエッタやばすぎ。やばい女。ソローネに私のように生きるなと死に際に呟いていたけど、ああなるのはよっぽどダメなヤツだけだからな。
そしてソローネは実の父親にも対面することになるのですが…マリエッタがやばい女ならこっちはやばい男。
この父親がソローネ編のボスで普通に勝利したのですが…。セーブデータからやり直して、ソローネのバトルジョブを踊り子にして、急所蹴り(踊り子の技)で金玉蹴りつぶしました。
このボスも黒幕の一人っぽい。
ファーザーとソローネには同情する。ファーザーあのせいでおかしくなっちゃったんだろうし。一方でマザー、マリエッタ、ボスのアイツには不快しかなかった。
と、いろいろ書いてきたのですが、盗みや殺しをやってる時点でこのあたりのキャラは全員やべーやつらなんだよなぁ…。やらなきゃ生きていけなかった境遇ではあるんだけど。
ソローネはこれからカタギになるのかな?
商人パルテティオ編。
かつて父親を裏切った商人ロック。ロックの蒸気機関を独占する商売のやり方に異を唱えたパルテティオは蒸気機関の権利を800億で購入する契約をかわす。
パルテティオは持ち前の機転と行動力、前向きさで難題をクリアし、大貴族アルロンドの協力を取り付け800億を用意する。
新聞記者が集まる面前で蒸気機関を買い取ったパルテティオは、約束を反故にしようとしたロックに温情をかけ、彼を雇う。
生まれ変わったパルテ&ロックカンパニーの社長になったパルテティオは、世界中に蒸気機関を普及させるべくまた旅に出るのであった。
…パルテティオのやることなすこと上手くいき、かかわる人々を味方につけていくのがご都合ストーリーっぽく感じたけど、それだけ陽の気を持つ主人公。これも光の力…なのか?
踊り子アグネア編。
アグネアは世界各地を旅しつつ酒場の主人にもらった曲に歌詞をつけていく。
大舞踏祭で現スターであるドルシネアと対決したアグネアは勝利し、新しいスターとなる。という結末。
ドルシネアとの勝負がダンス勝負じゃなくてガチ戦闘。なんか勝った後はダンスで勝ったような感じになってて苦笑。
…アグネアが努力して新しいステップを覚えるとか、そういうわかりやすい成長要素がストーリー中にない。むしろ教える側になったり。酒場で踊るのは、田舎の酒場から都会の酒場に変わっただけだしそれで成長してるのかな。ストーリーでアグネアが学ぶことは楽しさとか精神面での事柄である。元々アグネアが旅立つ前からスター級の踊りの技術持ってたって解釈でいいのかな。
ドルシネアは踊りを教わった場面が描かれていた(教えたのはアグネアの母)し、よくない境遇から反骨精神でのし上がっていったのは描写から容易に想像つくんだけど、アグネアの夢と希望の心で踊ってドルシネアより上に行きましたってのがあまり納得できない。しかも戦闘シーンが挟んでるから腕力でねじ伏せたようにも見えてしまう…。
カレイドスター(アニメ)みたいな明確な特訓回の話があったほうがわかりやすかった。
5章の劇場支配人とその手下のイベントと戦闘はまったくいらなかったと思う。なぜこんなの入れた? 誰も反対しなかったのこれ。
薬師キャスティ編。
新領主メリアちゃん12歳は過酷。親戚の男もダメ男っぽいしウィンターブルーム大変そう。盗賊団はソローネが掃除したからいいんだけど。
キャスティ編のボスが使う毒がやばい。あれも暗黒の力っぽい。
あんな出来事があったらそりゃ記憶も飛ぶわ…。つれぇわ。みんないままでありがとうな!
エドマンド兵士長が謎すぎる。サイの街で兵士やってたのがまったく別の地方のティンバーレイン王国兵に就職? 謎。しかも「毒の雨が降る」というキャスティの言葉を城下町の住民に告げて避難させる。よそ者の薬師のわけわからん言葉をティンバーレインの人々が信じてくれるはずがないので、国民はエドマンドを信じたんだと思う。エドマンドに対する謎の信頼感。
ティンバーレインの城は魔物が出ます。…まともな国の城のハズなんだけど、ここ。トルーソーの配下とは思えないし。エドマンドくん、城内にも根回ししてよ(無茶ぶり)
よくわからないのがエイル薬師団の評判である。最初の街には悪評が広まっていた。おそらくトルーソーの所業のせいだと思われるのだけど、ウィンターブルームでは恩人扱いである。サイの街でも知ってる人は恩人扱い。どういうことなの。ティンバーレインでも過去に治療活動か何かやってて信じてくれた? わからん。なんか見逃してるかも。
学者オズバルド編。
敵であるハーヴェイ教授の声優が子安さんなんですけど、いい感じに面白かった。良かったですよ。
ここでも暗黒と光の血筋とかが出てきます。ハーヴェイが結局小物臭くて笑った。
娘だけでも無事でよかった。
黒の結晶を村人から「強奪」するのが手間だった。ソローネに頼んでもいいじゃん…。
神官テメノス編。
探偵要素あり。怪しいと思ったキャラが、そのまんまテメノス編のボスで草。このボスも暗黒絡み。
敵ボスのやってたことをテメノスが暴露して裁判になったんだけど、どこまで暴露したのかな? 月影教もそうとうやばいんだけど、そのまんま放置なのか、あれ。月影教のリーダーが黒幕らしい。正体わからんけど。
テメノスの杖…この巨人の棍棒が見たいのかい?(ボロン)
次回、ストーリー最終章と感想まとめ。
jikaseimiso.hatenablog.com