1998年にプレイステーションで発売されたサウンドノベルアドベンチャー、夜想曲をゲームアーカイブスで購入しVITAでプレイしました。
今年三月にソニーが「PSストア閉鎖するで」と宣言したため、その前に、と買ったソフト。なおソニーは宣言から一か月でストア閉鎖を撤回。俺のソニーへの好感度がズルズルと下がりつつある、内閣の支持率以上にな!
原盤のPS版は昔にプレイ済みながら、ストーリーは7割くらい忘れていたので、思い出しつつも新鮮にプレイできました。
この手のゲームのお約束通り、選択肢を選んで進んでいく。
ちょっと問題なのはフローチャートなどがなく、各シナリオでストーリーが分岐する選択肢までジャンプする方法がない。毎回最初からプレイする必要があるのが難点。
ただし超速スキップ機能はあるので、それでなんとか…。
プレイ開始時に主人公の性別を選び、名前、恋人の名前を入力することができる。
ストーリーがプロローグ、1話2話3話、エンディングで分かれていて、今回は3話までクリアの感想。
各ストーリーにはエンディングが10種類以上ある。また、登場人物の収集(事件に大きくは絡まないNPCとか)要素もあり、それをコンプリートしていくことで3話の後のストーリーに挑めるようになる。
登場人物はかまいたちの夜と同様にシルエット表示。
原作は赤川次郎氏の小説。
あらすじ。
大学の単位を落としそうな主人公が、教授に泣きついて教授の斡旋するバイトを引き受ける。
それは田舎の山中にひっそりと建つ野々宮図書館の住み込みでの蔵書整理だった。
野々宮図書館は地元では心霊スポットとして有名で、蔵書は全て「人の死に関わった」本であった。
その蔵書にまつわる事件に主人公と恋人(実際は恋人未満、友達以上)は巻き込まれていく…。
1~3話までの詳しい内容は省きますが、2話3話は完全に主人公が事件に巻き込まれていき、時に命の危険に遭遇し選択を誤ると死亡のBAD ENDになる。
他に、事件未解決の後味がわるいENDも多い。
結末に違いがあるノーマルもしくはグッドエンドが各ストーリーに三つくらい。
1~3話のエンディングを全て回収することで続きのストーリーに行ける。
BAD ENDの回収に詰まって攻略サイトを探してみたのですが。見つけたサイトが「~をする」と「~をする」の選択肢を選ばずに、という書き方がされていてわかりにくかったので結局自力でプレイした。攻略に頼っておいてアレなんだけど、わかりにくいです。
で、3話のエンディングを大部分回収したところで…。
…
セーブデータが飛びました! (゚∀.)アヒャ!
…
最初からやり直す気力は今は無いので、ここで終了です。
正直、2,3話のストーリーそのものはあんまり好みじゃなかったりします。
特に3話はちょっとありえないかな、という展開があって。警察の張り込み捜査に同行って探偵でもない限り無理がある…。
2話も3話も主人公が危険に飛び込んでいく展開が多いのですけど、それどっちか片方の話だけでよかったと思う。1話みたいな推理で正体を暴く程度の話で良かった気がする。
死に関わった本とかの設定は好きなんですよ。山中の洋館じみた図書館、そこに隠された秘密とか。
野々宮図書館の謎に迫る部分はプレイしたかったのですが…そこにたどり着く前にセーブが壊れるとは…。残念です。