積みゲー、トゥームレイダー ディフィニティブエディションをクリアしたので感想を。
結構前にセールになってたのを購入して積んでいました。XBOXのほうなのはセール価格がPS4よりも安かったからです。
このシリーズはよくセールになるのですが、PS STOREのほうよりもXBOXのほうが安いです。
CEROはZ(18歳以上) グロテスクなシーンや流血込みの殺人シーンがあるため。
まあまあ楽しめたので100点満点で65点。
ゲーム内容は3Dアクションシューター+遺跡探索アドベンチャー。
世界的に有名なトゥームレイダーシリーズのリブート第一作目。スクウェアエニックスが販売しているため、洋ゲーですが日本語吹き替えなどはちゃんとされています。
主人公のララ・クロフトがトゥームレイダーという墓荒らし…もとい、冒険家兼考古学者になる最初のストーリーが描かれます。
古代日本の国家である邪馬台国に関して調査中のグループが乗っていた船が、突然の時化に巻き込まれある孤島に流れ着く。
そのグループの一員であるララ・クロフトは別々に漂着した仲間と合流し、島からの脱出を目指すが島は嵐に囲まれており脱出は不能。
サバイバル活動しつつララはこの島が調査していた「邪馬台国」に関連があることに気が付く。
そして島には獰猛な狼や銃器で武装した謎の集団が存在していることにも気が付く。仲間たちは武装集団にさらわれララも命を狙われる。
果たしてララはこの島の謎を解くことができるのか? 仲間たちを救出して島を脱出できるのか?
ララ・クロフトの最初の冒険が始まる。
という感じのストーリー。
メインストーリーのミッションを達成しつつ、シークレットトゥームという遺跡探索やアーティファクト、文献の収集などもする。
エリアごとに隠されているチャレンジもクリアするとボーナスの経験値がもらえる。鳥の卵を集めたり機雷を破壊したり。
他に集めた素材で武器を強化したり新しい武器を組み立てたり、獲得した経験値で探索に有利になるスキルを習得したり…。この手のゲームの基本はしっかりとおさえられている。
探索においてはロープアローでロープを張ったり、ピッケルで岩肌を登ったり、建物や岩場のでっぱりをつかんでクライミングしたりで移動していく。
時にはショットガンやグレネードランチャーで障害物を排除したりも。
先に進むためにちょっとしたパズルのようなものを解いていったりもする。
インスティンクトという能力で周囲のアイテムや弾薬、ストーリーの進路などを確認することができる。これは謎解きのヒントになるポイントも光って表示されるので、頭が固い私でもなんとかクリアできました。
動物を狩猟して装備の強化アイテムを手に入れることができる。
サバイバルがウリのゲームなので当初は狩猟で食料を調達するのかと思いきや、実際のところは素材集めのみ。
まあ、飢えや渇きといったパラメータがあっても手間なだけという感じもするから、これはこれで良かったのかも。
戦闘はTPSで弓・ハンドガン・ライフル・ショットガンを使い分けて戦う。弾薬箱や敵の死体などから弾薬は補充できる。
撃ち合い以外にも、スニーキングからの暗殺も可能。敵に気づかれていない状況では基本的に暗殺のほうが推奨されてるっぽい。敵にバレるとけっこうな勢いで火炎瓶やダイナマイト、グレネードが飛んでくるので。
遮蔽物に接近すると自然とカバー態勢になって身を隠してくれる。
近接戦闘はピッケルで敵をぶん殴る。専用のスキルを覚えると敵の近接攻撃に合わせて回避カウンターを行うこともできる。
ダウンした敵に対してフィニッシュムーブでとどめを刺すことも可能。
まあ、TPSでよくある要素・戦法はだいたいあるってことですね。
総合的にみて探索やキャラ強化、戦闘などはこの手のTPSアクションの水準を満たしていた感じで良かったと思う。
こっから先は問題点。
舞台は一応日本の孤島という設定なのですが、いわゆる日本文化を勘違いした外国人が作ったようなおかしな世界。
スクウェアエニックスという日本企業がガッツリ関わってるのにコレは…。
まあ、そういうネタで攻めてきた、と思えばまあ…笑えないこともない…かな。
終盤に登場する敵、嵐の防人は正直失笑モノでしたけどね。
卑弥呼に関しても…まあ、ジャパンファンタジーということで(笑)
敵の組織がやたらと人数多くて銃器も充実してるのとかもすげぇ不思議。
即死QTE
QTEというシステム自体が好きじゃないので。
ただ補足すると攻撃系のQTEはYボタン、しがみつく系のQTEはXボタンと使うボタンはほぼ固定なのでこのタイミングで来るな、と予想もつきやすいので慣れれば簡単。
狼に捕まった時にはレバガチャでの振りほどきがある。レバガチャやめろ。
ラスボスがQTE戦なのがなあ…。
ゴア表現。
人によっての好みがあると思うのですが、私は最近ゴア表現が苦手になりまして。
ミスでララが死ぬときの表現が個人的にかなり来るモノがあってキツかった。無残に串刺しになったりとかね…。このゲームなぜかこういうところに凝っていて。
CERO Zとはわかってるんですが、こういうゴア表現をカットする機能とかほしいもんです。
シークレットトゥームに関して。
ストーリーの途中で仲間を探したり合流しようとしているところでも、容赦なくより道のシークレットトゥームの攻略をしはじめるのは草。
画像は攻略に苦労した暴風を利用した仕掛けのシークレットトゥーム。
他、気になったのはララの身体のこと。
序盤に脇腹をトゲが貫通するという大怪我を負うのですが、少しストーリーが進行するとそれがなんでもなかったかのように普通に動き回る。
中盤でも落下から骨折クラスの手ひどいダメージを負うのですが、自力で動き回るし救急キットを入手するとケロリと回復する。
ちょっと頑丈すぎて笑えてきますね。
耐久力以外にも跳躍力とかも驚き。ジャンプしても届かんだろ、ってところにもギリギリで吸い寄せられるように届いたりする。なので、「あそこにもジャンプで届くかも」って試して落下死したりもする(笑)
悪いところに挙げてますけど、このゲームはララの頑丈さや舞台設定のおかしさ、ストーリーの荒唐無稽さにツッコミ入れて笑いながら楽しむのが正しいプレイなのかもしれない。
まあ、ゲームですからね!
ストーリー上で気になったのは、ある味方キャラのこと。
気風が良くて少しお調子者なおっさんがいるのですが、中盤で彼は人質に取られて「俺にかまうな!」と敵を道連れに落下死してしまうのですが。
おもしろいキャラクターだったので、終盤で「ワシがあの程度死ぬものか! ララ、加勢するぞ!」と再登場すると思ってたんですが。
普通に死んでてかなり残念だった。
他にもどうでもいいところで死ぬ仲間もいて唖然とした。
あと身を守るために殺人をおかしてブルブル震えてたララが、殺戮マシーンみたいになっていくのでいろいろ考えさせられたよ。