本編で微妙だった部分を改善して作り上げた大型DLC プレイ時間は20時間近く。
本編の500年前が舞台で、ヒカリとメツの衝突で滅んだ国・イーラがメインの舞台になる。
主人公はラウラとシン。
クライマックスが天の聖杯の激突であり、そこに至るまでの主要キャラの出会い、キャラクターの視点、などなどが描かれる。ラウラの死まではやらないので、悲惨な部分は抑え目…そこなくても十分悲惨な結末なんだけどね。カスミ(ファン)がどこでマルベーニに拾われたのかなどは不明。
戦闘システムも少し変わっている。
500年後ではドライバーがブレイドの武器をふるって戦うというシステムだったのですが、このイーラ編ではそのシステムがまだ確立されておらず(そのシステムの開祖がラウラ)ドライバーもブレイドも各々の武器で戦闘をする。
というわけで、ヒカリちゃんやおっぱいさんを操作して戦闘することが可能。ドライバーやブレイドを適時切り替えてコンボを繋いでいくのは大体本編と一緒。
動き回るヒカリちゃんやおっぱいさんは素敵でした。
HPやステータスはドライバー&ブレイドのチーム毎に分かれている。三チームで戦い、メンバーは固定。コアクリスタルシステムはないので、キャラクターやブレイドのコンビは固定。
戦略の幅は狭まったかもしれないけど、その分メインキャラクターたちへの感情移入がしやすい。
本編には無かったTIPSでチュートリアルを見返すことが可能。なぜ本編にこれいれなかったんだ? そこが謎すぎる。いまどきのゲームは中堅メーカーの作品でもこの辺りしっかりしてるんだけどなぁ。
問題点としてはキャラクター個人が持つタレントアーツという技。
これは有利な効果を得る代わりにデメリットも受けるというものなのですが。AIに操作を任せているとこれを使って思わぬピンチになることがある。
特にラウラ。ラウラのタレントアーツはデメリットでHPが半減するので、戦闘中にいきなりHPがガクンと低下してびっくりする。
大事な戦闘ではラウラは自操作にしました。
もう一つ気になった点はヒトノワという要素。
サブクエストをクリアしていくと一般市民とヒトノワという関係を築いていくことができるのですが。
ストーリー上、これを必ず一定数集める必要があり。サブクエストはほぼ強制的にやらされることになります。ヒトノワは主にサブクエストで増えるので。
これはちょっと気になったかなあ。
世界の危機って時に寄り道強制っていうのは…。寄り道する時間はあるよ、ってスタンスだったらいいのですが、寄り道しなさい、ってのは。
総合して、本編で気になった部分をいろいろフォローする内容でとても良かったです。ヒトノワ強制はアレだけど。
500年前ということで、本編にちょっと繋がってる部分もあったりしてね。本編が好きだった人には楽しめる内容だったと思います。
ランドマークの命名の真実とか。
ストーリー、キャラクター雑感。
キャンプ画像。
左からシン、ミノチ、ワダツミ、アデル、カグツチ、ユーゴ、ミルト、サタヒコ、カスミ、ラウラ、ヒカリちゃん。
主人公のラウラ。
むしろ俺が君にずっきゅーんだよ! かわいい(27歳)
↑でブレイドの武器受け渡し戦法の開祖って書いたけど、その理由は金欠でラウラが自分の武器を買えないから^^; そんな理由であの戦法始まったのか…。
金ないんで格闘で戦います。残念ながら…スパッツはいてます…。
イーラの騎士になったわけで。本編での最期のシーンはアーケディアからイーラの難民を逃がすための戦いだったのかな?
もう一人の主人公シン。
本編のシンと比べて落ち着いていて優しい。料理上手。
本編でああなってしまう前のシンを知ることができたのは良かった。
カスミ。
ラウラのブレイド。ブレイドの力を抑制する特殊なブレイド。よくわからないけど、ドライバーであるラウラの影響でラウラとうり二つの容姿で生まれてきたっぽい。声も同じ。回復タイプ。
つまり…もしかしたらレックス似のヂカラオとかレックス似のイダテンとか生まれる可能性もあったってこと? でもスザクは生まれた時からスザクだって執拗にいい続けてたし。よくわからんな。
500年後ではファン レ ノルンという名前でマルベーニに利用されていた。
ヒカリちゃん。
英雄アデルのブレイド。ご存知天の聖杯。
ストーリーはシンが考え方を変えるまで、ではなくヒカリちゃんが心に傷を負ってホムラを産み出すまで、なので結構ひどい目にあっています。
メシマズ話とかいろいろ語られます(笑) 料理にモザイクかかってたり。キャンプで創作料理作れますが…。
イナゴ料理…。
「多人数相手のヒカリ」とかいう衣装アイテムがありますが、これは露出度が少なくなるので外しました。性能いいんですけどね…。
今作のいじられキャラナンバーワン。シンからもいじられる単細胞ちゃん。「肉料理がいい」「わかった野菜にしよう」はよく聞くシンのいじり台詞。
アデル王子。
イーラの王子で王位継承権四位。人気者で王位継承権で上位の兄貴たちに疎まれている。500年後にも語り継がれる英雄。
本編では天の聖杯の前のドライバーで、英雄と言われる素晴らしい人間…という風に語られていて。実際にイーラ編でも人格者・人気者として描写されています。
そう描写されてはいるのですが。
やっぱりヒカリちゃんのベストなドライバーはレックスなんだなあ…。レックスよりも完成されている人間みたいな印象はあるんだけど、何かが足りないのよ。
アデルとヒカリの会話で「保護者みたいなもの」とかあったんだけど、ヒカリちゃんにはやっぱりカレシみたいな存在の方がいいんじゃないかな。一緒に成長していける存在のほうが合ってる感じ。
助けてレックス!
ミノチ。
マンイーターでマルベーニのブレイド。本人が失敗作って言ってたためか、500年後は老化して寿命が近かった。シンは500年でも若々しかったけど。
アデルの伝説を語り継いできた人。マルベーニから離れてアデルのチームに加入する。
ユーゴ皇帝。
スペルビアの皇帝。本編のネフェル皇帝の3Dモデル使いまわし(笑)
採取時の「楽しいなあ」とかで笑ってしまった。機械いじりが好きだったりと、皇帝という立場でなければ…。この人も兄に疎まれていたりする。特別執権官(本編のメレフと同じ役職)の監視がついてたり。
アデルとは国同士のつきあいから旧知であり、いろんなところでアデルをプッシュするのだけど、それがイーラの一部の人間には面白くない模様。ユーゴ狙ってやってるのか、これ。
カグツチとワダツミがパートナーなので当然、盾役キャラクターである。
おっぱいさん…じゃなかったカグツチ。
本編で匂わせていたヒカリちゃんとの意地の張り合いみたいなのが本格化している感じ。結構、ビシバシやりあってて驚いた。まあ、殺しあったりするほど険悪なものでもないのですけどね。仲間だし。
ブレイドを操作できるということで、戦うおっぱいさんや先頭を走るおっぱいさんが見れて大満足でした。これはヒカリちゃんも同じ。
ワダツミ。
ユーゴのブレイド。今回は本編よりもよくしゃべるし存在感もある。コモンブレイドがいないので、コモンと間違う事もないし。
割烹料理とかしぶい。というか、全体的にしぶいいいキャラクター。
サタヒコ。
ショタヒコ。千切りの腕前がすごい。このDLCはラウラとシンがサタヒコを保護するところから始まる。
本編でラウラの遺体を大事にしてたけど、そこまでラウラと仲良し描写は見られなかったなあ。
ミルト。
アデルのお付の小姓みたいな存在。単細胞呼びとかでヒカリちゃんといろいろいがみ合ったりはしてたけど、実際は仲良しだったんだろう。
天の聖杯の戦闘の余波で…。それがダメ押しになってヒカリちゃんが…。
メツ。
メツはいつものメツでした。頭傾いてるのもいつも通り。
過去のストーリーだから本編で示されている内容は変わらない。
イーラはメツとヒカリちゃんの戦いで消滅する。
皇帝ユーゴは…。
カグツチの日記はアデルが回収して帝国に渡したのかな。
ヒカリちゃんは戦闘での暴走から心が傷ついて眠り、ラストにホムラが登場。
ラウラに関してもいろいろ語られるけど、正直、ゴウト関連は蛇足だったような気はする。最後の最後で、あのラストバトル。パーティ1チームだから連携とかもなくてあのバトル面白くもないんだよなあ。
本編でああなってしまう前のシンの事が知れたのは良かった。