「クリアしてねーヤツがこの偉大なるゲームについて四の五の語るな。クソがッ!!」という読者からのコメントに乗せられてプレイ再開したAnima:Gate of memories
他人からの批判というのもあったけど、実際に初回の感想は自分で振り返ってもひどいものだったと自覚していたので、もう少しちゃんとやっておきたかったということもある。
というわけでクリアしました。複数あるエンディングのうち最悪、悪い結末、良い結末の三種類を確認。トロフィーをみるにまだ冗談のエンディングとやらがあるみたいだけどここまでで終わりにする。
クリアしたわけで。これでなんでも言ってもいいのかい?
100点満点で40点。
いいところはあんまりない。
いろんな有名ゲームの美味しい部分をパク…オマージュしているので、基本的には悪くはない…気がする。だけど、やはり全てが劣化オマージュ。
あえていいところはチェックポイントからのリスタートが早いこと。
よく落下死するゲームなのでここは評価したい。てか、これでリスタート長かったらほんとにこのゲームはクリアまでやってないと思う。
主人公の使者(諸事情で本名を忘れている)
パンツ見える。
クリア後に追加される衣装でおっぱいも堪能できる。
使者とエルゴの関連性も、各種エンディングそれぞれで良かった…と思う。
キャラクターモデリングはなぜか日本のアニメ文化・ゲーム文化を参考にしたのか、日本風。
ダメなところはいろいろあるんだけど、ジャンプアクションがもっともひどいと思っています。
動く足場とか狭い板の上をジャンプするとかトゲが生えてくる足場とか、何度もやらされる。一度クリアすればいいと思うんですが、帰り道も同じ道を通らされる。
落ちたらスタート地点からやり直し。帰り道は、帰り道のスタート地点からやり直し。ほんとめんどいよ。帰り道くらいショートカットさせるべき。
ラスボスの前半部分もジャンプアクションあり。ラスボスの攻撃でどんどん足場が壊れていく落ちたら最初からやり直し。
次が翻訳。
日本語訳がひどく、それにより登場人物たちが何を目指しているのか、どういう立場なのかがわかりにくい。
だいたい察することはできるんですけどね。
前回書いた通り「閣下」と呼んだ直後に「お前」呼びとか。
普段は男らしい口ぶりのエルゴが突然「私」「~でしょう」などと丁寧な口調になったりする。
装備武器によるアクションの変更などがあったほうが楽しめたような気がする。
パッシブ以外のスキルはボタンに割り当てる必要があるのだけど、ボタン数が足りないので使うスキルは大体限られる。
敵によってスキルの割り当てを変えたりするので、戦闘中時々テンポが悪かった。
主人公が所属する秘密結社の幹部以外の登場人物は囚人のみ(ちょっとしたサブクエスト的なキャラ)なので、世界が本当に危機に陥っているのかがよくわからなかったりする。
戦闘。
敵の弱点をついたりガードを崩したり、いろいろと考えてはある。
中盤まではそんな感じで難しいながらも楽しめた。
でも後半あたりからは強敵が物量で攻めてくることが多くて億劫だった。タフな敵が複数違う角度から向かってくるので、攻撃よりも回避・防御している時間が長く感じられてあんまり面白くなかった。
一部のボスは分身して四方八方からフルボッコにしてくるやつもいる。分身は簡単に倒せるけど回避に忙殺されて面倒くさい。
それどころかこちらの操作を反転させる攻撃をしてくるやつもいる。これまた面倒くさい。
こちらの動きを封じる攻撃もある。振りほどくのにはレバガチャ。やはりこれも面倒くさい。あらゆるゲームにいえるけど、レバガチャはどうかと思う。普通にボタン連打とかじゃダメなのかい?
接近戦を挑むとカメラの外から他の敵の飛び道具を食らうことがよくあり、広く画面を映すために魔法弾中心のシューティング戦闘が安定した。
ジャンプアクションも戦闘も難しめに感じた。
見つかったら即座に死亡のかくれんぼなどの仕掛けも初見だと大変。スニーキングゲーム苦手な人は特にそうなんじゃないかな。
後半部分は戦闘もジャンプも難しめというよりも嫌がらせチックなバランス調整に感じられて良くは思わなかった。
なのでクリアしても爽快感に欠けた。ようやく嫌がらせが終わるな、という安堵感に尽きた。
結局、クリアまでやってみたらまたまた酷評することになった。
ただし別にこのゲームはクソゲーだとは思ってはいないです。二回目の時にも書きましたけど。
私はこのゲームを2,590円で購入したので、それに見合うかどうかでいろいろキツくなっています。前にも書いた通り1800円くらいだったらここまでは書かなかったかもしれない。
安くなったりフリープレイになったりしたらおすすめ…しないけど、止めもしないです。
安くなったら皆さんも是非、華麗に落下死してみてください。
ダークソウルとか難しさを売りにしているゲームが好きな方には合うかもしれません。
一応、インディーズゲームという扱い?っぽいのですが、スタッフロールとかみるとかなりの人数で作っているみたい。
私が個人的にインディーズゲームに求めているものはオマージュの塊ではなく、このゲームならではの独特のアイディアなのでそこも合わなかった原因の一つだと思います。