いまさら「君の名は。」を視聴。
2016年に大ヒットしたアニメ映画です。
当時は「ふーん。人気高いんだ。へぇ」くらいにしか思ってなかったですね。内容もほとんど知らず、男の子と女の子の精神が入れ替わるということしか知らなかった。
視聴してみた結果。
大変良かった。
大ヒットしたのは納得。
ストーリーもいいし、絵もいい、特に背景とかすごいわ。音楽・主題歌・挿入歌もいい。
主人公二人に俳優・女優という本職声優ではない役者を起用しているのだけど、キャラクターにマッチした声で演技も良く。ジブリなどのアニメや洋画の吹き替えに話題性重視で俳優起用する風潮があり、それが原因でよく叩かれるけど、この映画はキャラに合ってるし演技も良かった。上手ければ叩かれることはないんだよ。男主人公の女口調も良かった(笑)
字幕付きでも見てみたら、レストランの客とかにも名前がついてて笑った。
入れ替わり時の恒例のおっぱいもみもみはともかく(笑)自転車立ちこぎのパンチラは正直いらんかったと思う。
主題歌、バンプオブチキンだと思ってたら違うバンドだった。ちょっと似てるね、曲調とかボーカルの声が。
ストーリーに関して。
カフェさえない田舎から東京に出ていきたい神社の娘、女子高生の三葉(女主人公。たぶんCカップ) 東京でアルバイトをしながら建築士?を目指している瀧(男主人公) 接点が無いと思われる二人の主人公。
序盤は主人公二人の周りの状況、人々のお披露目。入れ替わりした時のお互いの生活、スマホの日記アプリを利用したお互いの情報交換などがされつつ、後半への伏線などが張られていた。禁止事項とかよく見ると笑える部分有り。
中盤、入れ替わり現象がなくなったのを不審に思った瀧が三葉に会いに行くが、衝撃の事実が。
後半はある事件を阻止するために、二人の主人公が奔走し、そして…。
入れ替わりは「夢」のようなもの、ということで時が経つにつれその記憶は薄れていく…。
という事で、たびたび主人公たちはお互いの名前を忘れてしまいます。それがタイトルですからね。
主人公たちは偉業ともいうべきことを成し遂げるのですが、それも記憶から無くなってしまい、二人はお互いの事を忘れて数年過ぎて…。
ずっと誰かを探していた。誰かはわからないけど、出会えば思い出すはず。
そしてラストは感動の再会ですよ。
普通ならナンパみたいにとられそうなんだけど、瀧くんが三葉に「君とどこかで会ったような気がして」と勇気だして声をかけて。三葉もそれにこたえて主人公たちは涙を流して再会を喜ぶのですが、おそらく入れ替わり当時の記憶はやっぱりないと思われる。でもどこかで会ってる大事な人なんだ、って。
見てるおぢさんも涙でした。
でも当事者二人の記憶がよみがえるくらいの演出はあっても良かったかも。いや、やっぱり忘れたままでいいのか。
ラストの前には主人公たちの周りの登場人物たちの数年後の姿も見られて良かった。いい人たちだった。
日本特有のオカルト・神話を少しからめたファンタジー。
重要アイテムの組紐、口噛み酒、誰そ彼…。
神社の一族・ヒロインの宮水三葉の「入れ替わり」能力。たぶんこの神社の直系の遺伝。ばっちゃの話だと、ばっちゃも三葉の母も入れ替わりを経験していたっぽい。三葉の父親は婿養子だったけど、やっぱり入れ替わり現象の事は知っていた風だったし。
一連の事件の結果、神社はなくなったけど次は三葉と瀧の娘が入れ替わり…ってことで数十年後に続編作れそう。ヒットするかは不明だけど。
これから3回目の視聴に入る。
積みゲーの消化が進まないな。