EAから発売されたミラーズエッジ カタリストをクリアしました。
知り合いのゲームショップに行った時に無理やり安く売りつけられたソフトです。
ビルの上を走り回るというコンセプトのゲーム、ミラーズエッジの続編です。前作とストーリーにはつながりはないけど、アジア系の女性主人公"フェイス"は共通。
複合企業体が支配している街で、その支配に逆らって生きる"配達屋"ランナーとして生きる主人公フェイス。複合企業クルーガーセックとランナーの戦いのストーリー。
正直な話、あまり面白くなかった。
100点満点で55点。
私には合わないゲームでした。いつやめようか、いつやめようか、と考えながらプレイしていたらいつのまにかストーリー終盤っぽくなってきたので、そのままクリアまで行ってしまった。
ほぼメインストーリーのみ。サブミッションは2,3しかクリアしていません。
吹き替えローカライズなので、必死こいて走ってる時にもキャラクターの会話がわかりやすかったのは良かったかな。これが英語+字幕だったら絶対字幕見逃してストーリーちんぷんかんぷんで終わったに違いない。
一応、成長要素でスキルツリーとかあるのですが、割とどうでもいい。移動アクションは基礎がほとんど習得済みだし。
このゲーム、起動時にEAのアカウント登録がどうたらこうたらという画面になります。
UBIのUplayもなんだけど、起動して「やったるで!」って思ってる時にこれは萎える。
無視して進めましたけど。
走り回り跳び回るゲームなのですが、一人称視点という事でいろいろと難しい作品になっています。人によっては激しく3D酔いするかと。一人称視点のままローリングしたりするので。私は幸い酔いませんでしたけど。
ワイヤーをひっかけてスイングしたりするアクションや壁走り、反動をつけて背面に飛ぶなど移動アクション、パルクールアクションには凝っています。
ただし結構理不尽な仕様もある。
ズバリ、落下なのですが。
この高さなら全然大丈夫だルォ!! って高さから降りてもズッこけてダメージを受けたりする。
かと思えば、この高さから飛び降りたら…ってジャンプでも着地のロールさえ成功すればダメージなしで何事もなかったかのようにまた走りだせる。
パイプなんかに飛びついてつかむアクションなんかも、多少のずれでミスして落下死したりする。それくらいのズレでも手ぇ伸ばせば届くやんけ! 火野映司だって言ってるやんけ、手を伸ばさないと後悔するって!
ちなみに移動中の落下死は30秒ほどのロードのあと、落下する直前のポイントからリスタートです。親切…に思えるけど、ロード時間もっと短くならなかったのかなぁ。まあ他のゲームではリトライに1分もロードするゲームもあるし、マシなほうかなあ。
ミッション中の落下死や死亡はチェックポイントからのリスタートになるので、時々すごく戻されます。ミッション中はあまり死ねない。
ランナービジョンというシステムで目的地までのルートが赤い影で表示されるのは方向音痴にはありがたい。てか、これ使わないといちいち迷って走り跳び回る爽快感が失われてしまう。
問題は一部のミッション中にランナービジョンがカットされること。この時ばかりは本当に迷ったり無駄に落下死したりする。ランナービジョンは常時オンで良かったのではないか?
収集物とかもあるのですが、それを集めるならランナービジョン切っていろいろ走り回ったほうがいい。
ちなみにランナービジョンを使ってると、目的地までの移動にやたらとランナーのアジトを通ることになります。何回通ったことか。
謎のミッション失敗とかもある。なんで!? リトライし続けてたらクリアできた。なんで!?
複合企業との戦いという事で、戦闘あります。
移動だけだとさすがにすぐ飽きるから…まあいいのではないかと。
ただし戦闘は微妙。
不殺を心掛けているのかフェイスは武器を使わず格闘のみで戦います。敵が落とした銃なんか拾ったりはできないし、近接武器も持てない。
でも殺してます。
ビルの上とかで戦うことが多いので、蹴りとかでよく敵を落下死させます。やたら頑丈な敵がいるので落とせるときは落とすのが楽。
あとはパルクールアクションを利用した攻撃の方がダメージを多く与えられます。高い所からの急降下キックとか、壁走りからの飛び蹴りとか。まともに格闘とかするとこっちのライフとかもたないですね。
センチネルだったかな? 敵のエリート兵なのですが、コイツが厄介すぎ。こいつの格闘攻撃を食らうと転がされます。で、転がったところにまた攻撃され転がり…のループでハメ殺されることがあります。転がされるだけで視点がひどくなるので、どうにもできずに殺されることがあります。対処方法はこいつの攻撃を食らわない事。主に壁走りキックで攻略しました。
ストーリー。
主人公がいろんな人に迷惑と心配をかけつつも、なんとか複合企業の企みを阻止した。複合企業の支配は変わらず。でもこれは反抗の第一歩なんだよ、的に終わり。要するに俺たちの戦いはこれからだ!
このミラーズエッジシリーズの話をするのに欠かせないのは、主人公のフェイスの容姿について。
前作発売の時、いろんなところからフェイスはブサイクと叩かれまくったらしい。
なんでもゲーム製作者の恋人だかをモデルにしたらしいんだけど、私はそれほどブサイクには思わなかった。
前作の頃(2008年)の洋ゲーなんてもっとブサイクヒロインばっか。
今作カタリストでのフェイスは前作の容姿をブラッシュアップ、洋ゲーの中ではかなり美人な方だと個人的に感じた。
悪くない。私がそう思うのは東洋人だからなのでしょうか。
私には合わなかったけど、それなりに遊べるゲームではあったかな、というところでした。
走り続けていられたら爽快ではありました。止まるんじゃねぇぞ…(サタデーナイトフィーバーのポーズ)