気ままにゲームプレイ日記

いろんなゲームをプレイしてみた系の雑記

エクステトラ(Vita版) その2感想

 前回

 エクステトラのVita版をようやくクリアしました。
 途中までは仕事の昼休みにマイカーの中でプレイしていたのですが、しばらくして現場が遠くなり会社のバンで集団行動になったのでそれもできなくなり。
 いやはや、携帯ゲームなのに外でやれないゲームなんで困りますわ。
 …最近の携帯ゲームはみんなそんな感じですけどね。


 ティロ…

 100点満点で55点。
 致命的なバグには遭遇せず。ロード時間が遅いということはなく、そこにストレスを感じることはなかったです。
 つまり普通に、いろいろとバランスに難ありのゲームでした。
 クソゲーではないんですけどね。ちょっと残念な仕様が多かったかな。



 難易度は最後までカジュアル。
 前回書いた通り、最初のほうでのクモ型モンスターのスナイプで主人公のHPがゴリゴリ削られたのを見て、これはカジュアルで続けるのが無難かな、と。
 カジュアルでも結構敵が強いです。
 中盤あたりからいきなり敵が強くなります。戦闘開始前に味方キャラが「ちょっ、これやばくね!?」って言い始めます。あきらかに格上の敵が出てきます。
 このゲーム、レベルアップと武装の強化で極端にステータス数値がアップするので、武装の強化するまでがきついです。
 あるダンジョンで苦戦 → そのダンジョン内にある宝箱から新武装を入手 → ダンジョンのボスを倒して村に帰る → 武器屋に追加された武器防具に換装
 これでやっとそのダンジョンの雑魚が苦にならなくなります。

 レベルを上げて物理で殴ればいいんじゃね?
 というご意見もあるかもしれませんが…。
 このゲームはレベルあげしにくいのよ。
 問題は、コウモリ系や幽霊系、スケルトン系のモンスター。
 こいつら新しいダンジョンに行くたびに強いのが出てくるのですが、その強さに見合わないくらいショボイ経験値しか入らない。同じエリアの別の敵の半分も経験値入らない。
 こいつらに遭遇すると「うわぁ…戦う意味ねー」ってなる。
 じゃあ逃げればいいじゃない、って思うかもしれませんが、逃げると仲間の好感度が下がるというシステム。

 ルーンを武器防具にエンチャントしてアビリティを使用するというシステムはちょっと面白かった。
 似たようなスキルでも区別されていて、妙に凝ってた。
 たとえば、「回避」と「かわす」
 「回避」はひとつ後ろに一回下がって敵の攻撃をよけるので、列を対象とした魔法もよけられる。でも列を移動するので敵のスナイプの対象になるし、敵のカウンターはよけられない。
 「かわす」は魔法はよけられないけど、その場でよけるのでスナイプの対象にはならないしカウンターもよけることができる。
 スナイプ、カウンター、フォローアタック、復唱、追加攻撃、リベンジなどが連続で発動するとずっと俺のターン! みたいに攻めることができて楽しい。
 逆に敵もアビリティでずっと俺のターン!してくることがあるので、やられるときはあっさりやられたりする。
 極端で大味だけど、そこそこ面白い。
 スキルが連続で発動すると戦闘がもたつくのですが、Rボタンで加速できるので良し。
 問題点は、敵の「ご加護」アビリティ。これはFFでいうリレイズ。HP0のあと一定の確率で小回復して復活するアビリティ。これが確率で何度も復活するのがたまらなくクソ仕様。一戦闘一回のみとかの制限つけるべきだった。
 中盤以降、このアビリティを持ってる敵が多い。しかも上で書いた経験値の少ない幽霊・スケルトン系。
 ラスダンのスケルトンが5回復活してきたのはひどかった。うんざりだ。

 スキル。
 いろいろあるんですけど、レベルがあがると消費MPもあがるのが難点。
 4回攻撃とか範囲攻撃とか強力だからこの仕様は仕方がないのかなあ…。

 魔法。
 地水火風の系列の攻撃魔法ですが、中盤あたりからなかなか弱点がつけない。全属性に耐性持ってる敵もガンガン出てくる。
 大抵の武器にも属性が設定されているみたいで、中盤からは通常攻撃にも効果減少マークがつくことも多かった。
 MPにダメージを与える魔法が結構使い勝手が良かった。
 魔法のオーブ、装備できるキャラに偏りがあるのも悩みの種。待望の回復系オーブが主人公のみとかね…。
 前回書いた通り、キャンプメニューでの回復魔法が連続でかけられないのが億劫。一回ごとに「回復魔法使う人」と「回復する相手」を選ぶのがめんどい。

 武装の強化アイテムはラスボス前で使おうと貯めていたんだけど、すっかり忘れてラスボス倒しちゃってた。
 難易度スタンダードだったらたぶん強化必須だろうね。

 他、戦闘関連では主人公が倒れると即座にゲームオーバーになる。すぐにリトライできるはいいんですけどね。
 そういう仕様上、スーパードレインなどの重要なアビリティは全部主人公優先でつぎ込むことになる。
 主人公ゲーです。主人公わっしょい。
 ターン経過、一定の歩数でMPが少し回復していく仕様はありがたかった。
 状態異常で一番怖かったのが混乱。味方の攻撃が即死級に強い。
 ボス戦、これね、1ターンにボス何回行動するんですか(苦笑)
 あとは女子のみに3000超のダメージを与える範囲魔法が鬼。イベントボスのみの魔法だとおもったら、終盤の敵が普通に使ってきてきつかった。

 ラスボス。
 レベル36で撃破。あんまり強くなかった。まあ、カジュアルですから。
 メンバーは主人公・ミズキ・アラホン・アカリ。途中でアカリダウンしたのでコトネとチェンジ。
 つーか、武装の性能もあってアラホンが強すぎ。
 右足とかの部位があるんで頭まで破壊するのかと思いきや、足と腕だけで終わったのは拍子抜け。
 しかもこいつ足が壊れてる間なんもしてこない。なんでラスボスをこんな仕様にしたのかと。

 料理。
 まったくしませんでした。薬草で40%回復するんだからいいんじゃね?

 手抜き?
 敵の種類が少ない。色違いとか多いし、最後まで序盤の敵が使いまわされる。同じ名前でもステータスはダンジョンごとに強化されていますけどね。
 ダンジョンがどこも似た風景。森と5階層くらいの神殿。普通のRPGなら砂漠とか海とかのダンジョンあるんですけどね。
 ラスダンの塔登り部分も、同じようなMAPを何階も登るのが。
 世界観が森の世界+東京だから仕方ないのかなあ。

 ストーリーに関して(ちょっとネタバレ)
 異世界転移ものとしてはいささか悲壮感が足りないかな、って思ってたら終盤にいきなり…。
 オンドゥルルラギッタンディスカー!
 私はミズキEDのみ見たんですが…主人公の記憶が戻らないってたぶんそういうことだったんですね。

 お前は帰れないから、お前の記憶とか設定とかは考えるのめんどいぜ! って開発もそこまで鬼じゃないとは思うんですけど…。
 あわよくば主人公を助けに行く続編を作っちゃうぜ! という感じ。
 せつないわー。



 以下、重要なネタバレ





























 白です。