STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラムをクリアしました。
100点満点で75点。楽しませてもらいました。
シュタインズゲート本編の別キャラ視点・サイドストーリー・アナザーストーリーなわけで、前作未プレイの人がやったら完全にわけわからん状態から始まります。
各ストーリーの世界線によっては、キャラクター自体の設定が大きく変わることもある(性別や所属する組織の設定など)
この作品をプレイする人のほとんどはシュタインズゲート無印プレイ済みだと思うけど、初見の人は…バイバイってなるね。
むしろ初見の人はこっちを先にプレイしてはいけない。
初見でこのゲームをプレイすると無印のネタバレがボロボロでてきて、後で無印プレイするとしても驚きが少なくなるし、ストーリーがわかりにくいしで絶対にお勧めできない。
ストーリーは良かったです。
コメディ&パロディとシリアスがほどよいバランスだったと思います。
キャラクター毎の視点で、その心情をよく知ることができていい話でした。メインを張るラボメン以外の、特に天王寺親子の視点は新鮮でした。
総合的に見て、今作はスーパーハカー・ダルの出番が多かった印象。
鈴羽と紅莉栖も出番多かったけど、鈴羽はキャラクターの設定上、出てこない話はまったくといって出てこない。ただ、今回はいろんな鈴羽が見ることができます。
立絵は基本的に前作の使い回し+衣装・コスプレ差分。あとはオカリンのポーズ追加くらいかな。無印と舞台が同じなので仕方ないのですけど、各キャラポーズ追加あっても良かった気がします。
システム回りがあまり変更ないのは前に書いた通り。
フォーントリガーでのストーリー分岐等も見つかりませんでした。もうちょっとこのあたり仕掛けがあったほうが面白かったかも。
ゲームなので分岐は欲しかった。ぶっちゃけデジタルノベル。
以下、各ストーリーのざっくりした感想。ちょっとネタバレがあるので注意。
紅莉栖編。
このお話に限らず、オカリン以外のラボメンがタイムリープマシンで過去に飛ぶ話があります。全ストーリーでDメールもかなり多用しています。それがこの作品のミソだしね。
親子の和解、マイフォークの話がぐっときた。
くーにゃんオカリン好きすぎだろうww
天王寺編。
もうクソビルは建てないって言ったじゃないですかぁー!
ビルの建て替えでテナントの内装までいじるものなのかなぁ。
「足りないもの」に関しては一発でわかった。
ミスターブラウンも面白いキャラだった。若ければラボメン入りしててもおかしくない逸材。
最後のシーンはとても良かった。
るか編。
この話だけ、サウンドノベル的な全画面にテキストを表示する方式が頻繁にとられています。
るかの心情を濃く描いていたけど、一番微妙だったかな。
フェイリス編。
フェイリスのモノローグの「岡部さん」に最初戸惑った。見事な猫かぶり。
最後の再会シーンが、これまた良かった。あのキャラは「失敗した」印象が強いから。
萌郁編。
見たことも喋ったこともない人よりも、友達が一番だよ。
次もまた友達だょ。
岡部編2
乱れ飛ぶDメールww 困ったことへの対処にDメールやタイムリープにすぐ頼る事への是非を描いてたような気がします。
シリアスかとおもいきや、結末は…。
でも火事とサラ金はあかんよ。
綯編。
大人は子供に嘘をついたり、蚊帳の外に置いたり、いいようにあしらったりする。
フェイリス編で彼女が感じたジレンマを今度は綯が感じるわけで、そこでフェイリスがおねえちゃん役をしっかり果たして綯をフォローしています。
そしていいところをもっていくダル。